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2018年 イベント限定品はキヤ92型電気検測車!


 キヤ92-1は昭和45年にキハ07-205から改造された電気検測用気動車で、従来は人手に頼っていた架線・信号や通信設備の検測作業を自動化する為に試作されました。車体は種車となるキハ07の形態を残しながら、観測用ドーム、信号検測装置や一部を低屋根化した上でパンタグラフが搭載され、大きくイメージを変えています。3基のパンタグラフは架線検測用で集電機能は無く、それぞれ異なる押上げ力を持ち、検測内容に応じて1基が使用されます。車内は元の座席が撤去され、検測装置が所狭しと並べられていました。
 後継車の登場により昭和51年に廃車され、以後は中央鉄道学園に保管されていましたが、昭和60年頃に解体されました。

 2018年のイベント会場限定品には、そんな特異な外観を持つキヤ92を製品化しました。第19回 国際鉄道模型コンベンション(8/17(金)〜8/19(日))にて、数量限定にて発売いたします。価格は会場にて発表いたします。詳しい販売方法等の詳細は後日改めてお知らせいたしますので、続報をお待ちください。なお、鉄道模型コンテスト2018(8/4(土)〜5(日))での販売は行いません。予めご了承ください。  





 特異な外観を持つ、キヤ92のサイドビューです。実車はキハ07の戦後型を種車にしており、滑らかな溶接仕上げでリベットがありません。パンタグラフ部分は足の高い交直流用パンタグラフを乗せつつ車両限界に収めるため、低屋根化改造されています。



 低屋根化改造はボディの片側のみ行われたため、両側の前面で表情が異なっています。観測ドーム側はキハ07同様の丸屋根を持ち、ヘッドライトは原型の埋め込み型です。一方パンタグラフ側は低屋根化されて平べったくなり、ヘッドライトは砲弾型のシールドビームです。
 キヤ92はその前身であるキハ07時代に総括制御改造を受けたため、前面にはキハ20系や40系と同様のジャンパ栓受けが付けられています。観測窓側にはホースが無い状態を、パンタグラフ側はホースが付けられた状態を再現しました。



 パンタグラフ周辺には観測窓やランボード、サーチライト、パンタグラフ上昇用の配管などが設置されています。ランボードは写真や資料に基づき、実車通りの形状を再現しました。なお、サーチライトはダミー、観測窓はガラスのはめ込み無し(ガラス風光沢仕上げ)となります。



 観測ドーム側の写真です。ドームの窓は印刷での再現となります。ドームの脇にはランボードへ上るためのハッチがありました。



 6か所のドアの内、中央部の1か所のみ幅の広い電車用のドアに交換されていました。このドアの下にはステップ(黒い穴)があります。
 また、「連結注意」「電気検測試験車」などの文字も精密な印刷で再現しました。車体中央部のランボードは側面の脚まで再現した立体的な彫刻になっていますが、特殊な金型構造によりボディと一体成型ですっきりと仕上げました(パンタ横のランボードは別部品貼り付けです)。



 キヤ92の台車は当初キハ07時代そのままのTR29でしたが、後にキハ10系などに用いられたDT19に変更されました。模型ではDT19に変更された後の姿を再現しております。




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