あいの風とやま鉄道は北陸新幹線延伸開業に伴い、富山県内の並行在来線(市振〜富山〜倶利伽羅間)を引き継いで2015年3月14日に開業しました。
JR西日本から受け継いだ413系や521系、あらたに新造された521系を中心とした陣容で地域密着型の輸送を行っています。
開業翌年の8月には413系のうち1編成をイベント用に改装、漆黒のボディにあいの風をモチーフとした「風」のイメージを金色の波型図形で先頭部を中心にレイアウトし、各車の側面には富山が誇る県内各地域の「自然・食・文化」の様々な魅力を図案化したものを大胆に配置したエクステリアデザインが強烈な印象を与えます。
内装はトイレの洋式化や座席モケットの交換程度の比較的軽易な改装に留められましたが、簡易テーブルを設置することで供食を伴うイベントに使用できるほか、朝夕を中心に通常の列車としても営業できる多彩な運用が可能な点も特長です。
マイクロエースではこれまでにも413系各種を製品化していますので、今回製品は基本的に既製品の塗装や仕上を変更することで製造します。
今回はあいの風とやま鉄道株式会社のご協力の下、実車に使用したデザインデータをお借りすることでより実車に忠実に再現できるようになりました。
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