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1号車は武蔵野線で活躍した低運転台車、元クモハ103-100がほぼそのまま使われています。武蔵野線時代に前面強化、冷房改造、ATS-Pの取り付けが行われました。
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2号車は同じく武蔵野線で活躍したモハ102-224に、京浜東北線を走行していた高運転台車クハ103-332の前頭部を切り継いだ車両です。本来、高運転台前面を持つクハ103の側面はユニットサッシ窓が並びますが、この訓練車は前述の改造により、103系では唯一高運転台前面+非ユニットサッシ側面窓の組み合わせになりました。また、モハ102時代には側面方向幕が設置されていましたが、切り継ぎ改造で方向幕が無くなりました。
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両者の前面比較。屋根上のアンテナはそれぞれ形が異なっておりました。屋根肩の手掛けは、低運転台車には残っていましたが、高運転台車からは撤去されていました。低運転台車は前面強化の出っ張りの他、テールライト上の手すりがやや外側に取り付けられていた点も再現致します。どちらの車両も窓枠は金属枠に変更されていました。
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ダミーカプラー周辺の配管ディテールを再現します。
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合計4か所ある乗務員室扉のうち3か所には、手すりのような装置が取り付けられました。
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訓練のため、屋根上には信号炎管の代わりに回転灯が取り付けられました。模型は、この回転灯をクリアーレッドでリアルに再現しています。ベンチレーターはステンレス製の物に交換されていたため、銀色でした。
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屋根上パンタ周り。今回の製品では、特に強度の高いパンタ部品を使用しております。側面の方向幕はガラスをはめ込まず、掘り込みでの再現です。行先シールを貼ってお楽しみ下さい。
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インバータークーラーは網目の彫刻がリアルな部品を使用しています。横のランボードは水平・垂直を出すために屋根一体成型としていますが、特殊な金型構造により側面の脚まで再現しました。
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行先シールは実際に掲示された方向幕を選びだし、様々な種類を収録しました。シールには光沢コートが施されており、方向幕部分に貼り付ける事でガラスをはめ込んだような仕上がりになります。
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